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竹内薫氏特別講演会【報告】

更新日:2017.09.25

平成29年9月20日富士見校舎にて、サイエンス作家の竹内薫氏による「人口知能の進化~共存し、生き残る道とは」という題で特別講演が行われました。

AI(人口知能)の急速な発展により、従来人の手で行っていた業務をAIが代替する時代がそこまで来ている、今後どのように生きて行けば良いか?そのヒントが主題でした。

AIが発展すると、一般事務員、会計士をはじめいろいろな職業が消えて行く・・・。先日、将棋界でも三浦九段が対局中に不自然な中座を繰り返すことから、スマートフォンの将棋ソフトを使って、いわゆるカンニングをした疑いを持たれ、日本将棋連盟が、彼を年内の公式戦出場停止処分にしました。カンニングの事実は分かりませんが、将来的にはAIが囲碁の名人を超えると思われます。AIが学習を繰り返すことにより、AIが人類を超える技術的特異点(シンギュラリティ)を2045年問題というそうです。

日本の教育はいまだに明治時代から続いている講義形式で、欧米等に比べるとかなり遅れているとのお話でした。竹内氏は自分の子供の教育を考える際、あらゆる学校見学に行った結果、入学させたい学校がなかったため、「YESインターナショナル」というフリースクールを自分で設立したそうです。

YESインターナショナルでは生きる力を養うためには、日本語、英語、プログラミング(数学)が重要である、これは、ノーベル賞を受賞した人は母国語で高等教育を受けしっかり物事を考えられる人物のように思う、とのお話でした。

YESインターナショナルで行われた算数王者決定戦の画像放映がありました。対象は小学校1年生~4年生、Max4人一組のチーム対応戦で算数の問題にチャレンジします。算数の問題は学校の問題とは異なり、発想力、算数の底力が試され、最終的に2年生の混合チーム(知らない同志のチーム)が優勝しました。4年生のチームもいたのに❕このときハプニング発生、想定外の別解に先生方がアタフタしていたのが印象的でした。

竹内氏は、今後我々はどのように生きていけば良いか?という1つの回答として、「将来何があるか分からないので、時代の流れに応じて常に学び続けるマインド」が重要とのお話しでした。なお、将来無くなる職業と言われている会計士も、会社のコンサルティングを行う面が大きいため、職業としては無くならないと聞いて、ホットしました。

あの東芝やシャープですら時代の流れを読み違えると倒産の危機に遭遇する、そんな時代いくつになっても学ぶことが必要と、大変面白く講演を聞くことができました。

(編集後記)
竹内氏は以前フジテレビで深夜放送されていた「たけしのコマネチ大学数学科」に解説者として出演されていました。この番組は、たけし、東大の現役女子大生、たけし軍団が数学の問題を解答する結構まじめな番組で、出演者と一緒になって数学の解答を考えました。講演後竹内氏にその旨をお話しする機会がありました。さらに一緒に写真を撮るチャンスがあったにも関わらず、少しお話ができたことがうれしくて写真のことは忘れてしまい、残念・・・でした。
(文・浅子理事)
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